AT-1 Stopped-Down Matering

絞込み手動測光撮影

 FLレンズやベローズ、エクステンションチューブなど自動絞り機構の無いアクセサリーを使うときは絞り込み手動測光で撮影します。
(FDレンズの場合はベローズなどを使う場合を除き基本的に開放測光で撮影してください、絞込み測光では露出誤差が出ます)

絞込み測光とはレンズの絞りを実撮影(設定の絞りまで絞り込む)の状態で露出値を計測する方法です、現在では開放のまま露出値を導き出すことが出来ますが、古い時代のカメラは絞込みでしか測光できませんでした。

FLレンズやエクステンションチューブなどのアクセサリーを装着します。
(FDレンズにマニュアルエクステンションチューブやマクロフォトカプラーなどを使用する場合は、事前に絞りロックレバーでレンズの絞りを手動にする必要があります、詳しくはこちらをご覧下さい。
装着前に絞込みレバーを押し込まないで下さい、赤い警告点が出てる場合に装着するとレンズの絞りリングが機能しません。

FLレンズ装着

絞り込みレバーをマウント側に押し込むとロックされます。
(レンズを装着している場合、この状態でレンズの中を見ると絞りリングの動きに応じ、設定した絞り値通りの開口径まで絞り羽が絞られます。)

絞り込みレバー操作

開放状態でピントを合わせ、目的の絞りまで絞り込みます、このときファインダーは暗くなり明るさに応じてメータ指針が触れますので、普通撮影と同様にメーター指針と絞り指針を合わせれば適正露出となります。
シャタ−スピードを先に決めておき、絞り指針にメーター指針を合わせて撮影することも可能です。
(露出決定とピント合わせは逆順でも構いません、露出決定後、開放にしてピント合わせ後のレリーズでも同じです)

露出合わせ

絞り込みレバーの解除はレバー横のシルバーのボタンがロックになっており、押し込むことで解除できます。

絞り込み解除






絞込み測光では絞りにより光の通る穴が小さくなりファインダー内が暗くなります、そのため開放の状態でピント合わせをする方が適切です。




AT-1 Manual