ファインダーは写真の構図決定やピント合わせ用のいわば”覗き窓”であり、露出情報を得る為の指針なども組み込まれています。
またAT-1ではバッテリーチェックもファインダー指針で行います。
メーター指針 |
測光した数値を指針で表示します、被写体が明るい場合は上の方に、暗い場合は下の方に振れます、 メインスイッチがONの時はシャッターボタンに関係なく常に測光していますので、カメラのアングルを変えるとその明るさに応じて指針は上下します。 |
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絞り指針 |
レンズの絞りリングもしくはシャッター速度ダイアルの動きに応じて上下します。 絞りを開くと指針は下側に、絞り込むと上側に動きます、またシャッター速度を高速側に動かすと上側に、遅くすると下側に動きます またフィルム感度、装着するレンズの最小絞り値、開放絞り値によっても稼動範囲が変わります。 |
バッテリーチェック 兼 露出オーバー警告マーク |
被写体が明るすぎる場合はメーター指針が上部の突起部を超えます、 指針がこの範囲にあるときは感度の低いフィルムにするくらいしか方法はありません、範囲内に入る被写体を選ぶか、高感度フィルム使用時は低感度フィルムを使ってみましょう。 また、バッテリーチェック時はこの定点より上にあると電池容量は充分と判断します、突起の下部にかかると電池容量は不足し始めていますので新しい電池を用意してください。 ( バッテリーチェックはこちら) |
露出アンダー警告マーク |
露出アンダーのときはメーター指針が下の突起内に入ります、このときはストロボなどの照明を使用するか高感度フィルムを使用しましょう。
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露出の決定は測光した値がメーター指針で表示されますので、絞り指針を追従させ、二つの針が合わさったところがカメラの導き出した適正露出値です。 絞り指針の先端の丸い部分の上下間が絞り一段分(1EV)となっていますので、意図的に露出を変えて撮影する場合は参考にしてください。 ひとつ間違いやすい所が有りますので説明しておきます、感覚からすると絞り指針がメーター指針より上にある場合が露出オーバーと思いがちですが、実際には指針以下になる場合が露出オーバーであり、上にある場合が露出アンダーな写真となります、 絞りリングの動き、シャッター速度をあわせて考えればわかると思いますが、勘違いしやすいので気をつけて下さい。 |
露出を合わせる |
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外周がマット面、どの部分でもピント合わせが可能です、中心部がスプリットイメージ、その外円がマイクロプリズムになっています、 スプリットイメージプリズムは上下に分割された像が一致するように(切れないように)してピントを合わせます、マイクロプリズムは像がもっともはっきり見える位置でピントが合っています。 |