A series Lens exchange

Aシリーズレンズ装着(交換)

Aシリーズに使えるレンズはCanon FDマウントのレンズとFLレンズ、そしてレンズメーカー製のFDマウント用のレンズです、
FDレンズには大きく二つあり、古いタイプのスピゴット(締付け用リング)タイプ、そしてNew FDレンズと呼ばれるレンズ全体を回すバヨネットタイプとが有ります。
若干ですが装着方法が違いますので、画像で説明します。



AT-1のみ注意が必要ですので最初に注意点を記載しておきます。

AT-1レンズ装着時に於ける注意点

  AT-1には生産時期により、ボディー側マウント部にレンズのAE切り替えピンのあたる場所に逃げ穴が有るものと無いものがあります、 シリアルNo,にして40万台の中盤あたり以降の機種には逃げ穴が有りますが、それより前の番号のものは画像の左側のように穴が有りません、 この場合レンズの絞りリングをAマークのまま取り付けようとしても、AE切り替えピン(別画像の黄色い丸のピン)の出っ張りが邪魔をして装着が出来ません、 このことによりAT-1のマウントの穴の無い機種についてはレンズ装着前にAマークを外し取り付けてください。
基本、レンズの絞りによる追針式の機種なので使うときにはAマークから外す必要はありますが、Aマークでも最小絞りとして撮影は出来ますし、 他のAシリーズを同時使用するときなどAマークのまま交換できる後期型の方が使いやすいですね。

(取り扱い表紙ページのシリアルNo, の個体の場合実際には逃げ穴は有りません、確認した固体では46万台あたり以降にはあるようです)

AT-1マウント部 新旧




旧FDレンズおよびFLレンズ

    
 リングつきの旧FDレンズです、FLレンズも同様の形をしていますのでここではFDレンズで説明をします
シルバーのリングに赤い点が見えます、これがレンズ装着時の指標です。

旧FDレンズ

ボディーのマウント上部に切り欠きと、その上に赤い点が見えますがこれがボディー側のレンズ装着指標です。
先の画像のレンズの赤い点をボディーの赤い点に合わせレンズとボディーを結合させます。

指標を合わせる

 レンズをボディーに押し付けるとレンズ側のロックがはずれリングが少しだけ右に回りますので そのままリングだけを止まるまで締め付けます、これで旧FDレンズの装着は完了です。
まれに装着前にロックが外れて装着出来なくなる事がありますが、その場合はリングをカチッっとロックする所まで回したうえ再度取り付けてください。

リングを締め付ける





 旧FDレンズの取り外しはリングを逆方向(向かって左側)に回すだけです。
 指標が合った位置でレンズが取り外せます。






NewFDレンズ

          
 NewFDレンズにはリングはありません、他メーカーのレンズ同様レンズ全体を回しボディーに装着します。 ただ、旧FDレンズ同様、後部のレンズ及びレバー類は回転しない複雑な仕組みになっています。
レンズの装着用指標(赤い点)が旧FDレンズと違い絞りリングのAマーク位置にないことが画像からお分かりいただけると思います。

NewFDレンズ

 旧FDレンズ同様指標(双方の赤い点)を合わせレンズを押し付けます。

指標を合わせる

 押し付ける事によりレンズ側のロックが外れますので、そのままレンズ全体を右にに回します、 nFDレンズにはロック機構がありますので、止まるまで回すとカチッと音がしてレンズがロックされます。

レンズロック

 NewFDレンズの取り外しにはロックを解除する必要があります、画像の黄色い○で囲んであるのが レンズのロックリリースボタンです。

(赤い○はレンズ装着指標です)

レンズ取り外し

 ロックボタンが画像の位置にありますので、ボタンを押し込みながらレンズを取り付けと逆方向に(向かって左) に回します、指標が合った位置でレンズを取り外すことが出来ます。

nFDレンズ取り外し






 
 装着における注意点ですが、ボディー側の絞込みレバーが入った状態のときにレンズを装着すると 正しく絞りが機能しませんのでご注意ください、マウント内の赤い点が出ない位置でレンズを装着してください。
また、正しいし指標位置で装着ししないと、思わぬところに傷をつけたりしますので、装置には充分注意を払いましょう。

絞り込みレバー警告

 



AT-1 Manual