AE-1 finder

AE-1 ファインダー

   ファインダーは写真の構図決定やピント合わせ用のいわば”覗き窓”であり露出情報(AE−1の場合絞り値)や警告などが表示されます。
またファインダー外部両側にはアングルファインダーや、視度補正レンズ等のアクセサリーを装着できるように溝が切ってあります。

ファインダー溝

   装着できるアクセサリーは、接眼をソフトにするアイカップ4s、視度補正レンズ、ピント精度をあげるため部分拡大するマグニファイアー、低い位置での撮影用に接眼方向を変え、覗き込むためのアングルファインダー等です。

ファインダーアクセサリー




        

AE-1 ファインダー内情報とフォーカシングスクリーン

   ファインダー内情報は右側に絞り値が縦に表示されており、設定シャッター速度に対するAE測光値が指針によって表示されます。
表示は他に5.6の所にある定点、レンズをAマークから外したときのM警告灯、下部の赤い丸が点滅する”露出アンダー警告”が有ります。
残念ながらレンズで設定した絞り値やシャッター速度は表示されません。

ファインダー情報

   ファインダーを覗いたイメージです、画面の通り右側に明るさシャッター速度に応じた絞り等の各情報、あとはピント合わせ用のスクリーンで、三種類のピント合わせが可能なスプリットイメージマイクロマットタイプになっています。

ファインダー及びフォーカシングスクリーン


露出オーバー警告マーク    被写体が明るすぎる場合はメーター指針が上部の赤いマークを指します、マークは二段に分かれており、上がF22下がF16の最小絞りのレンズ使用したときの警告位置です、
指針がこの範囲にあるときはシャッター速度を早くして適正露出になるよう調整してください。

F32を最小絞りとするレンスでF32を使いたい場合、メーター指針が上の赤いゾーン入った場合は指針が適正範囲に入るまでシャッター速度を速くし、そこから一段速くすると最小絞りでシャッターを切る事が出来ます。
露出アンダー 兼
連動範囲外警告ランプ
露出アンダーのときに点滅します、シャッター速度を遅い方向に回し点滅しなくなる所で適正露出となります。
使用レンズの開放絞り値を越えたところまで指針が下がる事がありますが、この場合もランプの点滅が消える所まで速度を下げれば適正露出となります。

このランプはB(バルブ)のとき明るさに関係なく点滅しますが露光中は消えます。
バッテリーチェック 兼
絞込み測光定点
バッテリーチェック用の定点です、指針がここを指すと電池交換時期です
また絞り込み測光で使う場合は、指針をこの定点に合わせることで適正露出が得られます。
手動絞り表示(M)ランプ レンズの絞りリングがAから外れているときに点滅します、
マニュアルになっているという警告ですがFLレンズやベローズなどを装着したときもシャッター半押しで点滅します。

   
   外周がマット面、どの部分でもピント合わせが可能です、中心部がスプリットイメージ、その外円がマイクロプリズムになっています、 スプリットイメージプリズムは上下に分割された像が一致するように(切れないように)してピントを合わせます、マイクロプリズムは像がもっともはっきり見える位置でピントが合っています。

ファインダー及びフォーカシングスクリーン







AE-1 Manual