巻き戻しクランク
フィルム終了後フィルムをパトローネに巻き戻すためのクランクです。 画像は巻き戻すためのクランクを出した状態です。フィルムが終了すると最後まで巻き上げ出来なくなりますから そのときは、ボディイー裏側の巻き戻しボタンを押し、クランクによってフィルムをパトロ−ネ内に巻き戻します。
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巻き上げ途中で止まった状態 巻き戻しボタン |
![]() | 巻き戻し状態 |
フィルムが終わったら途中で巻き上げレバーが止まります、(毎回画像の位置で止まるわけではありません)
これを無理やり巻き上げるとフィルムが切れてしまうのでご注意ください。撮り終えたフィルムは裸のままなので、
元のケース(パトローネ)に巻き戻して取り出します。本体裏側の巻き戻しボタン(シルバーに赤い点があります)を押し込み、
上側の巻き戻しクランクを起こし、書いてある矢印方向(右回転)に回すと、フィルムはパトローネに巻き戻されます、フィルムが
巻き上げ軸から外れると、抵抗感がなくなりクランクが軽くなります(フィルムのベロを残す場合はここで巻上げをやめます)
完全にパトローネ内に入れてしまうときは、軽くなってから数回転まわせば確実です。
巻き戻し途中で巻き上げレバーを操作すると巻き戻しボタン(ロック解除ボタン)が戻りますので、もう一度押しなおしてから再度巻き戻して
ください、尚ボタンは一度押すと巻き上げレバーを操作するまで戻りませんので、手を離しても大丈夫です。
またこのクランクは裏蓋のロック解除の機能も持ち合わせています、クランク全体を持ち上げ、抵抗がある所からさらに
引き上げると裏蓋が開きます、フィルムの装填、取り出しは、この蓋を開けて行いますが、間違って
フィルムを巻き戻さないまま裏蓋を開けてしまうと、撮影済みの部分に光が入ってしまいますので注意が必要です。
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ASAダイアル |
ASAとはフィルムの感度を表す数字で、アメリカの規格だったと記憶しています、
現在ではISO規格に統一されていますが、このカメラが設計された当時はまだASA規格とDIN(ドイツ)規格が
普通に使われていたので、表記がASAとなっています、ただ数値上の違いはないようですので、フィルムの箱に
書いてある感度数値をこのダイヤルにて設定します。
最近のカメラの場合、DXコードで自動的に感度が設定されますが、この時代のものは、フィルムを入れた後
手動で感度を設定してやる必要があります。
設定方法は数字の書いてあるダイヤル自体を持ち上げ、任意の数値を指標になっている点に合わせるだけです、
画面では100よりひとつ上のところにダイヤルの指標が見えます。