EF CATS

EF CATS切り替えダイアル

     

       
EFには専用ストロボ133Dがあります、レンズに専用リングを装着し、ピントを合わせるだけで 距離情報から適正露出が得られる装置です、現在ではもっと進んだTTL(Through The Lens)測光による ストロボ制御が普通ですが、この時代では画期的なものであったに違いありません。

この装置をCanon Auto Tuning System 略してCATE(キャッツ)と呼んでいました。

133Dとフラッシュオートリング

 特に面倒な操作はなく、シャッタースピードを1/125にセットし、本体背面のCATS切り替えスイッチを イナズママーク側にします、そしてストロボのスイッチをAutoにするだけです、あとはピントを合わせて シャッターを押せば適正に露光されたストロボ撮影が出来ます。

CATSスイッチとストロボ側スイッチ




CATSに使用できるレンズは、旧FDの50mmF1.4 F1.8 35mm F2.0 F3.5の四本のみです。
リングは二種類有り、
A2がFD50mm F1.8 S.C.  FD35mm F2.0 S.S.C. FD35mm F3.5S.C.
B2がFD50mm F1.4 S.S.C. FD35mm F2.0 S.S.C. FD35mm F3.5S.C.をカバーします、50mmが違うだけのようですね。



注意
 CATSの切り替えダイアルはCATSで使う以外の場合、常にNORMALにしておいてください、メインスイッチがOFFになっていても 片側の電池が通電状態になり電池が消耗します。


EF Manual