AL-1

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フォーカスシグナル”キヤノンAL-1、電子が正確なピントをお知らせします。と謳ったAL-1は フォーカスエイド付きのカメラです。 実は私はこのカメラの存在を最近まで知らなくて、Aシリーズの中にこんなモデルがあるとは驚きでした。 実施に手にしてみると絞り優先AEのこの機材は案外使いやすいのです、AL−1にはAV−1に無いマニュアルのシャッター速度の設定がいくらか選べるし、フォーカスエイドも実際役に立つ・・・といってももちろん今時のAF機みたいに素早いものではないですけど。

 AL−1は他のAシリーズと大きく違う部分があります、それは電池。他の機種はすべて4LR44(4SR44)を使うのに対し、単4電池二本ですべてをまかないます。他の機種が6Vなのに対し3V、この差はやはり設計年に起因するものなのでしょうか。 そのため電池室をグリップとして良くデザインされていると思いますがこの電池室がクセモノで、ロックが壊れているものがほとんど、どうも電池のバネが強すぎるのか蓋のロックが弱い様です、オークションなどでも結構見かけますが電池室が壊れたものが多いです。簡易的に修理して使う事も可能なのでシャッターが切れフォーカスエイドが使えれば結構安く買えることを考えると、ねらい目の機材かも知れないです。

 この機種はAV−1とAE−1Pを合わせた様な形になっていて、確かにAシリーズといえるデザインだなと 思わせます。 シャッターボタン部が一段高くなってるあたりはA−1、AV−1と共通、フィンガーレストはAE−1Pと共通、 他にもさまざまありますが、最後に登場して他のAシリーズのDNAを引き継いだ、まさしくAシリーズだと言えますね。  ただしペンタ部の形が違うためホットシューカバーは付かない、それが何かに影響するわけではないですがちょっと異質に感じる部分でも有ります。
シャッターをきった時のショックなどは結構大きいし、シャッターボタンを押したときの感覚などはやはりチープ、 普及機のそれを越えるものではないですが、AV−1同様スナップ的に使ったり、明るい場所でのマクロ撮影にはフォーカスエイドが結構使えます。


よく壊れる電池ボックス部の外し方を記載しました、こちらをご覧下さい。






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